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SNS誹謗中傷は弁護士に相談すべき?
判断ポイントと相談先の選び方

SNSでの誹謗中傷やデマ拡散に悩んでいる。
けれど「本当に弁護士に頼むべき?」「費用はどれくらい?」と迷う人も多いはず。
本記事では、法律相談が必要なケースの見極めと、
信頼できる相談先を選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。


🧩 こんなときは法律相談を検討しよう

以下のような場合は、弁護士への相談をおすすめします:

  • X(旧Twitter)への通報・削除依頼で対応されなかった
  • 投稿者の特定(発信者情報開示)を検討している
  • 名誉毀損や業務妨害など刑事・民事の被害が出ている
  • 家族・職場・取引先に実害が広がっている
  • 相手が悪質で繰り返し中傷してくる

💡 「削除して終わり」では済まない場合、専門家の関与で解決が早まります。


⚖️ 法的対応の選択肢

対応策 内容 弁護士関与の必要性
投稿の削除請求 投稿の削除を求める仮処分 ◎ 推奨される(書類作成・裁判所対応)
発信者情報開示請求 投稿者の身元を特定する手続き ◎ 弁護士が代理人として対応可能
損害賠償請求 名誉毀損や精神的苦痛に対する賠償請求 ◎ 法的主張と立証が必要
刑事告訴 警察・検察に被害届・告訴状を提出 ◎ 弁護士を通じた方が受理されやすい

📌 SNS投稿による誹謗中傷で刑事告訴を検討する場合、個人で警察に相談しても「加害者不明」や「民事的対応で」と言われることが多いのが現実です。
弁護士を通じて証拠を整理し、法的に正確な告訴状を作成することで、受理される可能性が高まります。


💰 弁護士費用はどのくらい?

事務所によって異なりますが、目安は以下の通りです:

内容 相場(目安)
初回相談 無料〜1万円程度
削除請求 5〜15万円前後(成功報酬別)
発信者情報開示 15〜30万円前後
損害賠償請求 30万円〜(難易度に応じて増減)

💡 弁護士費用が高額になることを不安に思う方もいますが、実は次のような制度や工夫があります:

  • 発信者情報開示や損害賠償の費用は、加害者側に請求できる可能性あり
  • 成功報酬型着手金返金保証制度を設けている事務所もある
  • 初回無料相談で、料金体系を明確に確認できる

📌 法律相談前に準備しておくとよいもの

  • 問題の投稿URL・日時・投稿者IDなど
  • PDF保存やスクリーンショットなどの証拠
  • どのような被害があったかのメモ(時系列)
  • 自分が求めたいこと(削除・賠償・謝罪など)

📎 SNS投稿の保存期間には限りがあります。迷ったらすぐに証拠を保存し、なるべく早く専門家に相談するのが得策です。


🔍 相談先の選び方と注意点

✅ 無料相談を使って比較するのがおすすめ

  • 誹謗中傷に強い弁護士事務所は、無料相談を設けていることが多い
  • 無理に契約を迫らない事務所を選ぶ
  • 相性や説明のわかりやすさも重視

✅ 法テラスを利用する(収入要件あり)

  • 法テラス は国の法律相談支援制度
  • 一定の収入条件を満たせば、無料相談や費用の立替制度が利用可能

💡 相談先リンク集(日本国内)

区分 機関 内容
警察 警察庁 サイバー警察局 ネット犯罪・脅迫・晒しなどの通報
法務省 インターネット人権相談受付窓口 誹謗中傷や差別など人権侵害の相談
総務省 違法・有害情報相談センター 違法・有害投稿の相談窓口
法律支援 法テラス 無料相談・費用立替(条件あり)
民間団体 誹謗中傷ホットライン(SIA) 中傷・晒し被害の削除依頼支援

🧩 まとめ:弁護士相談は「最後の手段」ではなく「早期解決の手段」

状況 対応
通報や削除申請では解決しない 法律相談を検討すべき
投稿者を特定したい 弁護士による開示請求が必要
被害が深刻・長期化している 早めの専門家介入が有効
費用が不安 無料相談や回収可能性も含めて相談してみる

弁護士は「訴訟のため」だけでなく、「削除交渉」「開示請求」「示談対応」など幅広く対応できます。
ひとりで抱え込まず、まずは無料相談を活用しましょう。


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