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【保存版】SNSトラブル対応ハンドブック2025 ― 誹謗中傷・通報・証拠保存の全知識 ―

SNSで誹謗中傷、脅迫、あるいはデマ拡散などの被害に遭ったとき、冷静に行動するための情報をこの1ページにまとめました。

💡 このページをブックマークしておけば、困ったときに迷わず対応できます。


🧭 1. まず最初にやるべき3つのこと

トラブルに気づいたとき、焦って反論したりしないことが最重要です。

  1. 相手の投稿を削除前に保存する(証拠確保)
     → 攻撃的な投稿を相手が削除してしまうと、第三者が確認できなくなります。
     → 通報や相談をする前に、必ず画面を記録しておきましょう。

  2. 投稿URL・アカウント・日時を記録する
     → メモ帳でもOK。まず「いつ・どこで」を残しましょう。

  3. 感情的に反応しない
     → 反論や晒し返しは逆効果になることが多いです。冷静さを保つことが第一歩です。


🧾 2. 証拠を確実に残す方法

SNSの証拠は、「改ざんされていない」ことを示せるかどうかが重要です。
以下の3ステップで、最低限の保全が可能です。

① スクリーンショット

  • 投稿本文、日時、アカウント名、URLが見えるように撮影
  • スレッド形式なら全体を複数枚に分けて撮る
  • スマホの場合は「撮影日時」が残る設定に

② PDFとして保存

  • ブラウザの印刷機能で「PDFに保存」を選択
  • URLがヘッダ・フッタに印字される設定をONに

③ メタデータを控える

  • 取得日時、使用端末、投稿リンクなどを簡単にメモ
  • 後で整理しやすくするため、1フォルダにまとめて保存

📂 3. 証拠の信頼性を高めるための工夫

「スクリーンショットを撮ったけど、本当に証拠になるの?」
そう感じる方も多いと思います。
ここでは、あとで「改ざんされていない」と証明しやすくするための、
誰でもできる簡単な方法を紹介します。


✅ ① 撮影や保存の「時刻」を残す

  • スマホやPCの時刻が正しいかを確認してから撮影
  • スマホの設定で「撮影日時をファイル名に含める」機能をONに
  • 保存後に、ファイルを再編集・加工しないよう注意

📱 日時入りのスクリーンショットは、あとで「いつ撮ったものか」を説明する助けになります。


✅ ② 投稿の「URL」を必ず写す

  • 画面の上部(アドレスバー)を含めて撮影
  • PDFで保存する場合は「ヘッダ・フッタにURLを印字する」設定をONに
  • URLをメモ帳などにコピペしておくのも有効

🧩 投稿が削除されても、URLが残っていれば「どの投稿だったか」を特定できます。


✅ ③ ファイルを複数の場所に保存しておく

  • 自分のPCやスマホだけでなく、クラウド(Googleドライブ・Dropboxなど) にも保存
  • 外部にコピーを残すことで、後から「改ざんしていない」ことの証拠になります
  • 保存時の「更新日時」も自動的に記録されるので安心です

📘 重要なのは「正しい内容を、そのまま残すこと」。
特殊なソフトを使わなくても、基本の保存を丁寧に行えば十分価値があります。


📢 4. 通報・削除を依頼する手順

SNSプラットフォームにはそれぞれ通報窓口があります。
まずは公式機能を利用して報告しましょう。

X(旧Twitter)の場合

  1. 該当投稿右上の「︙」 → 「報告する」
  2. 理由を選ぶ(例:「嫌がらせ」「脅迫」「差別的発言」など)
  3. 案内に従って報告を完了

Instagram・YouTube・TikTokなど

  • プロフィールや投稿の「⋯」から「報告」
  • 「嫌がらせ」「暴力的表現」などを選択
  • 記録として報告完了画面をスクリーンショットで保存

📎 通報してもすぐ削除されない場合があります。
その間も証拠は保存し続けておきましょう。


💬 5. 相談できる窓口(日本国内)

被害が深刻な場合、信頼できる機関に相談しましょう。
無料で利用できる相談先もあります。

区分 機関 内容
警察 警察庁 サイバー警察局 誹謗中傷や脅迫などネット犯罪の相談
法務省 インターネット人権相談受付窓口 誹謗中傷・差別など人権侵害の相談
総務省 違法・有害情報相談センター ネット上の違法・有害情報の相談
法律支援 法テラス 誹謗中傷被害に関する法律相談(条件あり)
民間団体 誹謗中傷ホットライン(SIA) 誹謗中傷の削除依頼サポート

☎️ 相談時は「投稿URL・スクリーンショット・取得日時」を整理して伝えるとスムーズです。


🤖 6. AIを活用して投稿内容を整理・分析する

SNSトラブルでは、感情的な投稿が多くなるため、
どの投稿が「誹謗中傷」や「脅迫」にあたるのか、自分で整理するのが難しい場合があります。

AIを活用すると、次のようなことが可能です。

  • 収集した投稿をまとめて感情分析(怒り・嫌悪・攻撃的トーンなど)
  • 投稿の特徴を分類し、攻撃的表現や繰り返しの傾向を抽出
  • 第三者的な視点で、投稿全体の“印象”を客観的に把握

AIはあくまで補助ツールですが、
「どの投稿が問題になりそうか」を冷静に整理する助けになります。

⚠️ AIの結果は“判断材料のひとつ”です。
最終的な法的評価は、専門家に相談して確認しましょう。


🧩 7. 炎上・誹謗中傷の拡散を止めるために

トラブルをこれ以上広げないために、次の点を意識しましょう。

  • 反論よりも「報告」と「記録」を優先
  • 投稿を拡散・引用しない(相手に注目を集めさせない)
  • SNSアカウントを一時的に非公開にするのも有効
  • 信頼できる友人や専門家に相談して、第三者の視点を得る

💡 感情的に反応してしまう前に、「一晩おく」ことも大切です。


🧠 8. 被害内容を整理しておく

後から相談・申立てをする際に、被害の経緯を簡単にまとめておくと役立ちます。

  • 被害を受けた日時・きっかけ
  • 相手のアカウント情報(分かる範囲で)
  • 投稿の数・内容の傾向
  • 精神的・業務的な影響
  • これまでに行った対応(通報・相談など)

書面にまとめることで、冷静に状況を整理できます。


📚 9. 参考リンク・追加リソース

カテゴリ リンク
SNS通報ガイド X(旧Twitter)ヘルプセンター / Instagramヘルプ
公的相談窓口 法務省 人権相談ダイヤル
セキュリティ知識 IPA セキュリティセンター

🌿 まとめ:冷静・客観・記録が最大の防御

SNSトラブルは誰にでも起こり得ます。
最も大切なのは、冷静に対応し、事実を残すこと。

感情よりも「記録」、反論よりも「整理」。
それが、あなた自身を守る最も確実な方法です。

📌 このページは毎年更新される「SNSトラブル対応ハンドブック」です。
もし役立ったらブックマークしておきましょう。


※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言を行うものではありません。
実際のトラブル時には、弁護士などの専門家への相談をおすすめします。


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